サッカーに限らず一流のスポーツ選手には、共通する性格や特徴があるというのは依然からよく言われていることですよね。
小さい頃から「負けず嫌い」であったというエピソードをよく耳にします。
それでは、心の穏やかな子供はスポーツに向いていないのかというと、それもなんだか違うような気もしますよね。
先週、ジュニアサッカーのトレーニングに関する本を読んだのですが、その中で子供の性格に関する面白い特集が組まれていました。
その特集には、「B型だから負けず嫌い」といったよくある性格診断ではなく、企業が採用活動にも使っている「矢田部ギルフォード性格診断」という性格診断の結果を用いて解説していました。
本記事では、私なりに理解した性格診断とその結果について、また、それを踏まえて子供がサッカーをうまくなる為に親がサポートしてあげられることをご紹介していきたいと思います。
「ジュニアサッカーキッズのトレーニング集」
先週、トレーニング集がまとめたらこちらの本を読みました。
具体的なトレーニングメニューも書かれていて面白かったのですが、本の半分は幼児~小学生世代の育成理論がまとめられており、私はそちらのほうに強く興味を持ちました。
その中に、「サッカー選手向きの性格とは」というコラムがあり、なるほどなぁと深く関心しました。
ここから、私なりに理解してまとめたことを説明していきます。
「矢田部ギルフォード性格検査」で性格診断

矢田部ギルフォード性格検査(YG性格検査)という性格診断のための検査があることが本で紹介されていました。
協調性、活動性、…など12の因子をベースに5つのカテゴリーに性格を分ける検査です。
採用試験や管理職の適正を評価するために導入している企業も多いようです。
YG性格検査では、大きく以下の5通りの性格に分類されます。
- A型:平均タイプ。特に特徴もなくバランスがとれている。
- B型:考えるより行動するタイプ。適応性があり、困難が生じた場合に力を発揮する。
- C型:穏やかなタイプ。正確性がありチームワークが得意だが、控えめで受動的である。
- D型:リーダーシップがあるタイプ。社会適応性があり、自発的である。
- E型:内向的なタイプ。こだわりが強く、人とは違う感覚を持つ。
こちらのホームページで無料で検査できるようです。5分ほどで診断できるので是非試してみてください。
YG検査でB型と診断される選手がサッカーに適している

YG性格検査を受けたサッカー選手の中では、B型と診断された選手が多いと紹介されていました。
まずは、「B型と診断された人物はどういった特徴があるのか」を説明していきます。
YG性格検査B型の特徴
B型の主な特徴は、活動的であり自分の気持ちを積極的に外に向けるという点です。
活動的であり外交的な性格でもある。
情緒不安定な部分があり、すぐに感情を表に出すことがネガティブな面となる場合もある。
ただし、何か不都合が生じた場合も自分で考えて臨機応変に動けるというポジティブな面も有しているとありました。
なぜB型の性格がサッカーに適しているのか?サッカーに求められる素養とは

上記のような特徴のあるB型ですが、なぜサッカー選手にB型が多いのか。
それは、サッカーというスポーツの特性に影響を受けているようです。
サッカーは不安定なスポーツである

サッカーは、足でボールを扱うためミスがよく起こるスポーツですよね。
さらに、攻守が目まぐるしく変わるので、動く方向もその目的も刻一刻と大きく変化します。
つまり、予想外のことがよく起こる不安定な状況で行われるスポーツと言えます。
そんな不安定な状況下でも力を発揮しやすいのがYG性格検査でB型と判断された性格の持ち主であると、本にはまとめられていました。
確かに、どんな状況でも自分の力を信じて思い切りの良いプレーを選択出来る選手は、活躍するイメージもありますし観ている側も応援したくなりますよね。
自分の力を信じてプレーするには、日々のトレーニングも大事ですよね。
小さい頃から始められるトレーニングについては以下をご参考ください!


B型と診断された子供以外は活躍出来ないのか?

それでは、YG性格検査でB型と診断された子供以外は活躍出来ないのでしょうか?
少なくとも、私はそうは思いません。
私は、D型(リーダータイプ)と診断されました。
確かに、サッカーでも仕事でも人を使うプレーを好む傾向はあります(笑)
サイドを駆け上がったり前で張っているよりも、ボランチやサイドでボールに触れてゲームを組み立てることが好きです。
また、スポーツにあまり向いていなさそうなC型(穏やかなタイプ)も、正確なパスやサイドで上下動を繰り返す献身性があれば、活躍する場はとても多いと思います。

色々なタイプの選手が組み合わさることでチームとして機能するというのも、サッカーというスポーツの魅力の一つですよね。
B型が比較的多いのかもしれませんが、サッカーに必要な個性を必要な場面で出せる選手であれば、どんな性格でも活躍するのではないかと思います。
どんな性格であるかよりも「サッカーが好き」であることのほうがよほど重要なのではないでしょうか。
まとめ
YG性格診断は企業が採用試験や管理職の適正を評価するために使用するほど、性格診断としては確立されているようです。
大事なのは、自分や子供の性格や得意不得意をしっかり把握して、これからの人生にどう役立てていくかが重要になります。
私もYG性格診断の結果を踏まえて、仕事でもサッカーでも、もう少し献身性を身に着けなくてはなと感じました(笑)
性格診断は話のネタにもなるので、家族や仲間と是非やってみてください!