ポケモンって親子で楽しめる素晴らしいコンテンツですよね。
もう20年以上前の話になりますが、小学生の頃にポケットモンスター赤を買ってもらった帰り道のあのワクワク感は今でも覚えています。
ちなみに最初のポケモンとして選んだのはヒトカゲでした。
そんな20年前に私のアイドルだったヒトカゲについて、子どもたちと会話が出来るのは少し不思議でとても嬉しいことです。
ポケモン世代のお父さんお母さん世代は、ポケモンパンやグッズをせがまれてしまうと、ついつい財布の紐が緩んでしまうのも、ポケモン世代の親あるあるではないでしょうか。
そんなポケモン大好きな我が家ですが、長男が年長になったタイミングにポケモンのカードゲーム「ポケモンカードバトル(ポケカ)」をはじめてみました。
これが家族みんなでドハマりしてしまい、長男はカードで負けて大泣き、お母さんはメルカリでポケカを物色と毎日楽しい日々を過ごしております。
また、ポケカを通して算数がちょっと得意になったり苦手な読解力を克服したり、遊びながら学べる点もポケカならではの魅力だなと実感しています。
本記事では、家族みんなで楽しめるポケカの魅力と共に、小さいお子さんと遊ぶ際に押さえておきたいポイントなどをご紹介していきたいと思います。
我が家のポケモン事情
我が家は親がポケモン世代ということもあり、子供も勝手にポケモンを好きになっていったパターンです。
- お父さん(私):ポケモンのネット対戦も割とガチでやるほどポケモン好き。好きなポケモンはカイリュー。
- お母さん(嫁):凝り性。ポケモン図鑑を完成させるため夜な夜な私のソフトと通信交換している。いつもありがとうございます(笑)
子供達には小さい頃からゲーム漬けには成ってほしくないのでポケモンのゲーム自体はまだやらせていません。
ただ、ポケモンの攻略本や図鑑、ポケモングッズなどは甘やかして買ってしまっているうちに、家族の会話でポケモンが占める割合が多くなっていったという感じです。
ポケカをはじめたキッカケ
長男が数字に興味を持ったことがキッカケでポケカをはじめました。
(今のところ)勉強も苦ではないようで、年中の夏頃から子供チャレンジをはじめました。
子供チャレンジで勉強していくうちに、数字にも興味を持ったようでした。
せっかく数字に興味を持ってくれたのだから学んだことを活かして何か楽しいことをやらせてあげたいなと思い、子供の好きなポケモンのカードゲーム「ポケカ」をなんでもない日にプレゼントしてみました。
やっと一桁の足し算引き算がわかっていた頃にはじめたので、ちょっと時間が掛かるかなと思っていました。
しかし、いざはじめてみると、、子供の成長の速さに改めて驚かされました。
ポケカをはじめて2週間で「お父さん、最初のターンはそのカード使えないよ!」などと、的確な指摘を頂けるレベルにまで成長してくれました。
子供は興味のあることはドンドン吸収していきますね。
もしポケカを子供とはじめることを悩んでいるなら、案外うまくいくので気軽にはじめていみるのが良いと思います。
ポケカを通して自主的に学んでくれる
先ほども少し述べましたが、ポケカを始めたころの長男のスペックは以下のような感じでした。
- 読解力:段落などどこで文が切れているのかよくわかっていない
- 算数:1桁の足し算引き算をギリ理解している
- 理解力:遊びのルールなどは割とすぐに理解できる
- 記憶力:子供特有の恐るべき記憶力。父は忘れっぽいのでよく怒られる
ポケカを通して子供が勉強したことを実践できたり、読み書きの必要性を学んでくれたら良いなと淡い期待はしていました。
そんな親のあわよくば精神もどこ吹く風で、ポケカを始めてすぐに長男は色々なことが出来るようになりました。
必要は発明の母とはよく言ったもので、子どもたちは遊びに必要な知識をみるみる吸収してくれますね。
簡単な足し算引き算が速くなる
まず目に見えて力が付いたなと感じたのは数字に強くなったことです。
ポケカはカード同士をバトルさせるのですが、それぞれにHP(ヒットポイント)と攻撃力が設定されています。
攻撃されるとダメージを受けてHPが無くなると倒されるといったルールになっています。
例えば上の画像のポケモンはHPが250あり、相手の攻撃によりダメージを130受けているので今のHPは120というシチュエーションです。
このあたり、ポケカをはじめて1か月ぐらいは両手を使って一生懸命計算していましたが、毎日ポケカをはじめると暗算ですぐに計算できるようになりました。
我が家が最初に購入したポケカは、「ファミリーポケモンカードゲーム」という家族向けのセット商品です。
その中で一番HPの高いリザードン(HP250)は長男一押しのポケモンということもあり、なんとか250までの計算が出来るように頑張っていたようです。
算数を教えるのに難しいのは、大きな数の繰り上げや繰り下げだと思います。
繰り上げなどは数字がどうなっているのか、子供がイメージするのが難しいためです。
その点、ポケカであればダメージのチップを使って視覚的に計算が行えるのでかなり理解しやすかったようです。
また、計算の答えをすぐに教えるのではなく、子供の計算のために少し待ってあげたりすることも算数を身に着けるコツなのかなと思います。
短い文章の読解力が身につく
長男はひらがな、カタカナは一応一通り読み書きすることは出来ていましたが、本当にただ読めるだけという状態でした。
このあたりちょっとでも克服してくれればなと思っていたのですが、ポケカを通して読解力や文章を読む力も少し身に着けることが出来ました。
カードゲームをやったことがある方はご存じだと思いますが、カードにはHPや攻撃力が設定されています。
しかし、カードの本当の強さを決めるのはカード毎に設定されている特殊能力です。
例えば、以下のスーパーボールというアイテムカードがあります。
このカードを使うには書かれているテキストを自分で読んで理解する必要があります。
ポケカをやりたいのであれば子供に自力で理解してねと伝えると、一生懸命テキストを理解しようとするので、それだけである程度読解力が身に付いていきます。
実際には、何度か家族でポケカバトルをしているとカードの効果なども覚えてくるので何回も読む必要はありませんが、新しいカードを追加したときなどは我が家では必ず子供にテキストを読ませることにしています。
ルールに沿って計画をたてられるようになる
長男は割とルールなどを理解するのは得意でした。
サッカー教室に通っていて練習メニューなどのルールを覚える必要があったので、ポケカのルールを覚えるのもそんなに苦労はしませんでした。
ポケカにはカードを出す順番や相手を攻撃するために必要な条件などがあります。
それらのルールに従って自分がどういった動きをすれば良いのかを、子供なりに少しずつ学んで勝つために必死で考えることが出来るようになりました。
ちなみに長男とバトルをするときは長男に強いデッキ(カードの集まり)を使わせて、私は少し弱いデッキを使ってガチで戦います。
だいたい子供が7割ぐらい勝てるようにしていますが、ちょっとでも長男が余裕を見せて舐めたプレーをしてきたら容赦なく妨害カードなどを使って大人げなく勝ちを目指します(笑)
負けると悔しがって本当によく泣きますが、今のところ「もうやらない!」とはなっていないので、このまま子供も親も(笑)楽しめればなと思います。
先を読む力はまだ難しそう
年齢的なものもあるのかもしれませんが、ポケカで先を読む力をつけるのはまだ難しいと思いました。
先を読む力を養うには、オセロや将棋のほうが適していますね。
ポケカも含めカードゲームは相手の手札が隠されているので次に何が起こるか、予想するのはこの年代では少し難しいです。
オセロや将棋ですと、盤面が全てオープンになっているので、相手も含めて二手三手先を読む力は付きやすいのかなと感じます。
ちなみにですが、小さい子供とオセロや将棋をする場合は下記のものがおすすめです。
コマの動かし方が駒に書いてあったり、駒にマグネットが入っていて盤面に置きやすいので小さい子供でも扱いやすいです。
ポケカをはじめる際のハードル
ポケモン大好きバカ親として、ポケカの魅力と子供への良い影響を書いてきましたが、実際に「ポケカをはじめたい!」と思っても何から手を付けて良いかわからないという方も多いと思います。
あくまで家族でポケカを楽しむという観点から、どういったことが必要か、どういったハードルがあるかなどをご紹介していきたいと思います。
ポケカを始めるのに何を買えば良いかわからない
ポケカをはじめる前にも、おもちゃ屋さんでカードパックを購入したことがありました。
実は、このどこにでも売っているカードパックをいくら買ってもポケカは出来ません。
ポケカにはポケモンのカードだけではなく補助カードなどいくつかの種類のカードがあります。
その中でポケカを遊ぶのに必ず必要なカードが二種類あります。
それは「ポケモンカード」と「エネルギーカード」です。
ポケモンカードはポケモン本体です。
ですので、まずはこのポケモンカードが無いとはじまりません。
そして、このポケモンカードが技を使って相手を攻撃するのですが、技を使うためにはエネルギーカードというカードが必要になります。
どこにでも売っている拡張パックには、実はエネルギーカードが一枚も入っていません。
そのため、拡張パックをいくら買ってもポケカを始めることが出来ないのです。
このエネルギーカードは単品で売っていることもあるのですが、ちょっと割高感があるのでおすすめしません。
ポケカをはじめるなら、まずはスターターセットという60枚のカードがセットになった商品を購入するのが一番です。
ポケモンやエネルギーはもちろん、バトルをアシストするサポートカードなども入っており、それがまとめて60枚のセットになっています。
さらに、ポケカに必要なプレイマットやダメージを管理するチップ(ダメカン)、コイントスのためのコインなども入っているので、ハッキリ言ってコスパがかなり良いです。
最近発売しているスターターセットは中身もかなり豪華で強いカードがたくさん入っているのですが、ちょっと値段が高いです。
我が家では家族向けに3つのデッキがセットになって少しお安い「ファミリーポケモンカードデッキ」を買って始めました。
家族向けということもありテキストが難しいカードも無いので子供にもわかりやすく、最初のデッキとしてはおすすめだと思います。
※2020年5月追記
現在、ファミリーポケモンカードゲームは新型コロナの影響で価格が高騰しているようです。。我が家で購入した際は低下の3000円程でした。
2020年7月5日に1セット500円という破格のスターターデッキが発売されるとのことなので、そちらを待つという選択肢もアリかもしれません!
ポケモンを覚える必要がある
ポケモンにあまり馴染みが無い場合は、この部分が一番のハードルになるかもしれません。
ポケモンというゲームは、ポケモンをレベルアップさせて進化させていくことが醍醐味の一つです。
そのシステムはポケカにも反映されていて、ポケモンカードを重ねて進化させることでより強力なカードになるのですが、どのポケモンがどれに進化するのかを知らないと覚えるのが難しいと思います。
先ほどご紹介したスターターデッキであれば、この進化ポケモンも考慮したセットになっているのでポケモンにあまり詳しくない方でもスムーズに入っていけるのではないかと思います。
ルールを覚える必要がある
他のカードゲームよりはルールは単純で遊びやすいですが、
そういった場合は、難しいルールは無視するぐらいで良いと思います。
我が家でも未だよくわかからないルールがあるのですが、その場合は家族で話し合って勝手にルールを決めてしまっています。
大事なことは家族でポケカを楽しむことだと思うので、子供も決めたルールを理解して納得出来れば問題なく遊ぶことが出来ます。
まとめ
以上、長々とポケカの魅力や始める際の注意点などをご紹介してきましたが、小さいお子さんとでも気軽に楽しめるカードゲームだと思います。
子供が覚えた足し算や読み書きなどを実践出来るので、勉強の必要性を理解してくれるところが良いですよね。
また、親も楽しめることが一番嬉しいポイントだと思います(笑)
今後、まわりのお友達ともポケカで遊べるようになってきたらまた楽しみが広がるのかなと機体しています。
皆さんも是非、家族みんなでポケカ、はじめてみてはいかがでしょうか。