月に一度ほど、年長の息子と近所で開催される親子サッカーに参加しています。
先日、その親子サッカーのゲーム中に息子からはじめてパスを貰いました。
いっちょ前にサッカーらしい自然なパスを送ってきて、嬉しかったので書いていきたいと思います。
年長の息子からはじめてパスが来た
通っている親子サッカーでは、前半30分が親子でドリブルなどのサッカー練習。
後半30分が集まった親子でチーム分けをしてゲームを楽しむというメニューで進みます。
その日も(ドリブルの練習だったかな?)親子での練習を終えてゲームがはじまりました。
息子は足が遅い事もあり、普段の所属チームではドリブルなどでゴールを目指すプレイは得意ではありません。
ただ、この親子サッカーでは1学年下の年中さんも参加していたり周りの親御さんからのアシストなどもあり、割と一人でドリブルからゴールまで行けることも多いので、自信満々の(本人の中では)高速ドリブラーと化しています。
そんな感じでその日も、親子でゲームを楽しんでいました。
息子が味方ゴール付近でボールを貰ってからドリブルを開始したのですが、目の前に相手チームの子供二人が待ち構えていました。
また無謀にも突っ込んでいくんだろうなと思っていましたが、一応サッカーっぽい動きをしときたい私は息子の横を並走していました。
その時、事件が起きたのです。
囲まれる直前まで相手を引き付けて(判断遅い?)、「おれ、メッシ!」の息子が、あろうことか私にパスをしたのです。
しかもなんかちょっとアウトサイド気味のおしゃれパス。
ドリブルミスかなと思ったのですが、顔をしっかり上げて私のほうを見ていたのでどうやら意図したパスのようでした。
これまでは「ボール」と「自分」、時々「相手」であった息子のサッカーの世界に、「味方」という新たな対象が現れはじめたのかもしれません。
パスは程々に頑張ってほしいという親の複雑な思い
ただ、パスを出せたことを褒めるのは、程々にしておこうと思っています。
根が素直な息子の性格上、パスを褒めすぎるとパスばかりになってしまうかなと思ったためです。
パスも大事ですが、幼少期はやはりボールにアタックしたり無理目なドリブルをチャレンジしたりすることも大切かなと感じています。
このあたりのサッカー育成論については、答えは無いと思っています。
子供一人一人の現在地をしっかり把握して、その時の子供に必要な要素を少しずつ取り入れていくぐらいしか言えないと思っています。
ちなみに、その日以来息子からパスが来ることは無いので今のところ杞憂のようです(笑)
どんなプレースタイルになっていくのか楽しみ
「幼少期はボールにアタックすることが大切だ!」などと、もっともらしいことを述べている私ですが、自分のプレースタイルを客観的に振り返ってみると、球際に弱くどちらかというとボールを散らしてゲームを作るほうが好きだったりします。
息子がこれからもサッカーを続けていく場合、サッカーをもっと知って息子なりのサッカー観というものをなんとなく持つんだろうなと思います。
その時のサッカー界の流行もあると思いますが、テクニック至上主義だ、いや目的はゴールを決めることだからとか、オフザボールがーとか、個人戦術が出来ていないよねとか、息子から色々教えてもらうのが今から楽しみです。