我が家の息子(幼稚園年長)は、ハッキリ言って足が遅いです。
両親とも足は遅くないので、発育が周りに追いついていけば足も自然と速くなるかなと考えていました。
(私:全盛期100m12秒前半 嫁:1500mインターハイ出場)
10月の運動会シーズン直前に「俺、足が速くなりたい!」と息子自ら言い出してきたので、以前から気になっていたラダートレーニングを外遊びに取り入れてみました。
幼児にラダートレーニングはまだ早いと考える方も多いと思いますが、短い時間であれば子供も十分楽しめます。
また、幼稚園年長あたりから決められたルールの中で遊ぶことも楽しめてくる時期なので、そのあたりから始めるのも良いタイミングだなと感じます。
本記事では、幼稚園や小学校低学年などキッズ世代でのラダートレーニングについて書いていきたいと思います。
息子の足が遅い原因
以前、幼稚園の授業参観があり外遊びでラダートレーニングをしているのを見かけました。
その時は、小さかったこともあり、ゆっくりで動きがぎこちなくても楽しんでいるから良いかなと見守っていました。
そして今回、我が家でも速く走るための練習の一環として、ラダーを購入してやらせてみたのですが、まるで成長していない。。(安西先生…)
- リズム感が無い
- 自分の思ったところに足を運べない
- 足を速く動かせない
これはラダートレーニングのやりがいがあるなと感じました(笑)
足の速さは「歩幅(ストライド)×足の回転数」で決まります。
発育のゆっくりな息子の場合、「歩幅(ストライド)」で勝つことは難しいです。
ですので、「足の回転数」が速くすることを目的にラダートレーニングをはじめてみました。
足を速くするコツ
足を速くするために「足の回転数」を鍛えたいが、具体的にどういったことをすれば良いか。
以下の3点を意識してラダートレーニングすることにしました。
腕を前に振って体を前に進める
足を速くするためには腕を振れ!とはよく言われています。
その理由は、腕を振ることで足をスムーズに回転させるためです。
しかし幼児などこの時期の子供はまだまだ自分の体を動かすことが苦手です。
子供に腕を振って走ろう!と伝えると、腕をめちゃめちゃ大きく振り回して体がヨレヨレといったことも多いです。
腕と足の連動を意識して、足と体を前に進めるために腕はあまり後ろに振らせないようにしましょう。
地面を蹴る(足首を使う)
幼稚園児などキッズ世代の子供を見ていると、かかとから着地するようなドタバタとした走りの子供を見かけます。
足が遅い人特有のドタバタ走りは、足首が使えていない事が原因です。
「つま先で走ると速い」ことは知られていますが、正確にはつま先で走ることで足首が上手に使われているため速く走れます。
つま先からかかとまでがしなるように足首を使い、しなった反動で地面を蹴って前に進むと速く走れます。
前傾姿勢を保つ
前傾姿勢を保つことで走る際の力が前に集中して、体全体の力が前に進む推進力に変えることが出来ます。
前傾姿勢を保つには体幹が必要になりますが、小さい子供の場合は体がまだ出来上がっていないので難しいと思います。
- かかとだけに体重が乗ったようなフォームにしない
- 体の上ではなく、体の前をイメージして走る
このあたりを意識するだけでも足が速くなります。
幼児とのラダートレーニングで気を付けるポイント
幼稚園生や小学校低学年など、キッズ年代のお子さんとラダートレーニングを行う場合に一番大事なことは楽しんでやってもらうことです。
そのためのコツをご紹介します。
1回のトレーニングは5分まで
ラダートレーニングは単調なので大人でも正直飽きやすいです(笑)
子供のやる気のあるときにサッとやって物足りないぐらいで終わらせると長続きします。
基本的なステップをトレーニングする
ラダートレーニングのメニューはネットやYOUTUBEなどにたくさん上がっています。
その中から、ジャンプやケンケンパ、ワンステップクイックランなど、子供でも理解しやすいメニューにしましょう。
最初はゆっくりでも正確なステップを
ラダートレーニングはコーディネーション能力を鍛える目的もあります。
自分の体がどう動いているのかを理解することで、体をスムーズに正確に動かせるようにトレーニングをします。
そのため、スピードを求めるのではなく、まずはゆっくり正確なステップを心がけましょう。
普段の生活では体験しない動きを取り入れる
子供のころには、色々な遊びやスポーツを体験したほうが後から伸びると言われています。
それは、決められた動作を反復練習するだけでなく、様々な体の動き体験したほうが体の使い方がうまくなるためです。
ラダートレーニングでも、後ろ歩きやカニさんステップなどのメニューを取り入れましょう。
ラダートレーニングの前後で30m走のタイムを計る
ラダートレーニングを終えたら、短い距離で良いので走ってみてタイムを計りましょう。
トレーニング前よりタイムが縮むことで、努力すると良い事があるということを教えるのも良いと思います。
幼児におすすめのラダー
最後に我が家で使っているラダーを紹介します。
amazonで購入した5mのラダーです。
軽くて持ち運びに便利です。専用の収納袋も付いてきます。
また、ラダーの色が黒と蛍光イエローなので視認性も良く、薄暗くなっても蛍光イエローで見やすいです。
amazonには、5m、7m、9mのラダーがあります。
屋内であれば5mが良いと思いますが、屋外で使うのであれば7mがおすすめです。
我が家は屋外で5mのラダーを使っているのですが、幼稚園生が使う場合でも、もう少し長くても良いかなと感じます。
とはいえ5mのほうが安いので、まずは買ってみて遊び感覚ではじめるのもありだと思います。
遊びながら少しでも足が速くなり、子供なりの達成感が得られると良いなと思っています。
親子で楽しみながら、ラダートレーニングに励みましょう。