毎日ボールを蹴っている我が家の長男。
スクールやチーム練習の無い日も家の中でボールに触る日々を送っています。
しかし、試合になると物足りなさを感じることもあります。
- 1対1で動きについていけずに負けてしまう
- 一歩目が遅くて先にボールに触れない
- 攻守の切り替えが遅い
親が外から見ているとモヤモヤしてしまう光景ってありますよね。
これらの主な原因は、アジリティ能力が足りずに体を動かせていないためなんです。
我が家の子供達もサッカーを始めた頃は同級生の動きについていけないことが多かったです。
小学校1年生の終わり頃から子供も意識するようになり、自主的にアジリティトレーニングに取り組むようになりました。
半年ほど続けたあたりで少し動きが変わってきたように感じるので、アジリティトレーニングの効果は本当に高いと感じています。
本記事では、低学年向けのアジリティトレーニングメニューについて紹介していきます。
少年サッカーで活躍できる選手とは
少年サッカーで活躍できる選手とはどういった選手でしょうか?
割合の大きい順で並べると以下のようになります。
- 足が速い
- 体が大きい
- シュート力がある
- ボールタッチが柔らかい
これだけだと、4月生まれや発育の早い子供が有利に見えます。
しかし、残念ながらこれは紛れもない事実です。
サッカーという走るスポーツでは、足の速さというのは特に重要な要素です。
県内で強いチームと試合をすると、相手チームの動きの速さに圧倒されますよね。
ただ、よく観察してみると全員が陸上選手のように直線距離で速いというわけではありません。
縦横の動きであったり加減速であったり、ちょこまかと素早く動けるといった表現がしっくりくるイメージです。
低学年での少年サッカーはアジリティが重要
影響度の高い「足の速さ」ですが、速さと言っても2種類あります。
- 最高速の速さ
- アジリティの高さ
子供が成長期に入るまでは、最高速を高めることは中々難しいです。
しかし、身のこなしや加速力に関わるアジリティは比較的トレーニングで伸ばしやすいです。
また、30m程度の短いダッシュや反転、ステップワークなど、サッカーの動きはアジリティに関わる動作がとても多いです。
そのため、アジリティを強化することでサッカーのゲーム中にボールに関与する時間を増やすことが出来ます。
前述したように、我が家の子供達もトレーニング前は動きが遅いため中々ボールに絡むことが出来ませんでした。
試合中に走ることを目標にした際に、アジリティトレーニングにも少しずつ取り組み始めました。
発育が遅くチームの中でも体が小さい長男も、アジリティを鍛え始めてからは1対1でそこまでやれることは無くなりました。
アジリティトレーニングは毎日やったほうが良い?
少年サッカーでは是非取り組んで頂きたいアジリティトレーニングですが、週にどのぐらいやるべきか。
答えはその子次第だと思いますが、疲れが溜まっている曜日にはやらないのが一つの目安になります。
後ほどアジリティトレーニングのメニューを紹介しますが、どれも短時間でのトレーニングです。
時間が短いので、その分一つ一つの動作を全力で行い強度を高めるのが狙いです。
ですので、疲れが溜まっている日に60%の力などで取り組んでも効果がありません。
それどころかダラダラした動きが体に染みついてしまうので、やらないほうが良いでしょう。
例えば、週に2回サッカースクールと1回スイミングなどがあったら、残りの平日2日だけ取り組むなどが良いと思います。
低学年サッカー向けアジリティトレーニング
ここからはアジリティトレーニングの具体的なメニューを紹介していきたいと思います。
夕方におうちの前で、お母さんなどと一緒に行える内容になっています。
色々な角度から刺激を与えよう
小さい頃は色々なスポーツを行うことで、将来的にスポーツ選手として伸びると言われています。
これはそれぞれの競技から様々な動作による刺激を体に与えているためです。
例えば一つのラダートレーニングのメニューだけを継続しても、体が慣れてしまいそれ以上の効果は得られません。
異なるトレーニングを行い、それらのメニューも少しずつ変化させて行くことがアジリティトレーニングのコツです。
我が家では週3日のアジリティを行い、それぞれの曜日で異なるトレーニングを行っています。
マーカーコーン
コーンドリブルで使っているマーカーを用いたアジリティトレーニングです。
こちらの動画がとても参考になります。
我が家は3分セットと、10分セットを5分にアレンジしたメニューを週ごとに交互に行っています。
ラダートレーニング
アジリティトレーニングでお馴染みのラダートレーニングの動画紹介です。
こちらの動画が良いなと思うのは、動きの緩急について説明してくれている点です。
私が現役の頃を振り返ると、意図もなくダラダラとラダートレーニングを行っていたなと感じます。。
常に速くだけでなくゆっくりだがポイントで動きを速くするようなトレーニングは、動きの緩急が重要なサッカーに必ず活きます。
縄跳び、トランポリンなど
縄跳びやトランポリンなども効果の高いトレーニングです。
膝や足首の使い方を学ぶことや、リズム感を養うことが出来ます。
縄跳びも普通に飛ぶだけでなく、走り飛びやボクサーのような飛び方も効果的です。
また、屋内トレーニングとしてトランポリンはかなりおすすめです!
場所を取りますが、、子供達が何気なく毎日飛んでくれるので効果は高いですね。
アジリティトレーニングは必ず効果が出る
アジリティトレーニングは続ければ必ず効果が出ます。
低学年ではしっかりと細かく動けるだけで試合に出られるほど効果の高いトレーニングです。
こんなに効果の高いトレーニングなのにみんながやらないのは地味でめんどくさいからでしょう。。
アジリティはやればやるだけ周りと差が付く(周りに追いつける)ことが出来ます。
子供がアジリティが必要だと気付いて、一緒に頑張れるような気づきを与えるのも親の役目かなと思います。
動けるようになることで子供がサッカーをより好きになってくれるよう、本記事が参考になれば幸いです。