努力しているサッカー少年の代名詞ともいえるサッカーノート。
中村俊輔選手など一流の選手が学生の頃からサッカーノートを付けていたというのも有名な話です。
子供が自ら取り組んでもらえるようになったら嬉しいなと、サッカーノートについては漠然と考えていました。
しかし、あるキッカケから我が家の長男は小学校一年生からサッカーノートを付け始めました。
サッカーノートを付け始めたキッカケや長続きさせるコツ、低学年向けにおすすめのサッカーノートなどを紹介していきたいと思います。
長男がサッカーノートを付け始めたキッカケ
色々な少年サッカーのブログを拝見させて頂いていると、小学校低学年、早いところで小学1年生からサッカーノートを始めました!というご家族も多いようです。
今までは意識が高いご家族だなぁとただ眺めていました。
我が家は楽しくサッカーを続けてくれればそれで良く、社会人になってもサッカーが楽しめる程度のスキルを身に付けてくれればというスタンスです。
サッカーノートも、ジュニア世代の小学校高学年からジュニアユース世代になった中学生になった時期から自発的にはじめてくれたらラッキー程度の考えでした。
しかし、そんな我が家もあるキッカケから小学校1年生から長男がサッカーノートを付けることになりました。
試合になると動けなくなる小1の長男
年中からサッカーをはじめた我が家の長男。
小学生になって地元の少年団に入部し、例に漏れずグングンとサッカー少年として日々成長中です。
ただ、最近気になることがありました。
それはサッカーの試合で、以前よりボールに絡めない、というか動けなくなっていることです。
試合中にチームがゴール前に押し込まれていてもボーっと立っていたり、ボールの競り合いを途中でやめてしまったり。。
見ている側としてはかなりモヤモヤというか、正直イライラする状況が続きました。
何試合かそういう状況が続いてから息子に聞いてみると、予想通り「動き方がわからない」ということでした。
「FWは戻り過ぎない」という指示を素直に受け取りすぎて、何があってもゴール前で待っていることもあったようです。
そして、もう一つの理由が「守備すると疲れるから」というトンデモナイ理由でした。。
何試合も試合にずっと出続けたいという理由で疲れたくなかったようですが、これは根本的なサッカーの考え方を教えたほうが良いなと感じました。
自分の目標を自分で書くためにサッカーノートをはじめた
長男が試合で動けない原因がわかってからは、サッカーの基本的な動き方を教えることにしました。
はじめは試合のビデオを見直すところから始めましたが、合わせて戦術ボードを使ってどのあたりにいるべきかを親子で考えてみました。
戦術ボード
そして、ある程度理解したら忘れないように、サッカーノートに次の試合でやることとして子供自身に書いてもらいました。
サッカーノートに試合の改善点を書き、次の試合をビデオで見直し振り返るということを何試合か続けました。
その効果か、1か月もしないうちに試合中に立ち止まってしまうことが減り、居るべき場所にしっかりポジショニング出来る機会がかなり増えてきました。
我が家の長男の場合、試合で課題が見つかったときにサッカーノートを付ける程度です。
まだまだ本格的にサッカーノートを活用しているとは言えませんが、やれば効果が現れるなと感じています。
小学校低学年からサッカーノートをおすすめする理由
サッカーノートを付けることは、様々なメリットがあります。
ただ、小学校低学年からはじめることで特にメリットだと感じた点が2つあります。
子供が何を考えているのかがわかる
長男が小1からサッカーノートを付け始めて一番良かったなと感じた点は、子供の考えていることを共有できることです。
小学校高学年や中学生であれば、ある程度サッカーというスポーツを理解出来ています。
ただ、小学校低学年では練習で行った一つ一つの動作は理解できるが、サッカーの原理原則は十分に理解出来ていません。
サッカーノートをつけることで、子供が疑問に思っていることを親が理解することが出来ます。
サッカーに対する素朴な疑問に答えてあげることで、練習に対する理解度も高めることもできます。
サッカーノートを通して、子供がその時点で何を考えているのかを親子で共有することがメリットの一つだと感じます。
後から見返すことで成長を実感する
サッカーを続けていくと、うまくいかなかったり気分が落ち込むこともあります。
そんな時にサッカーノートを付けているとこれまでの積み上げてきたものを振り返ることが出来ます。
ここまでどのくらい努力していたか、過去の自分と比較して今の自分の成長などを実感することで、自信を取り戻し前向きに取り組むことが出来るでしょう。
小さい頃から書き続けているほうがサッカーノートを振り返ったときにより多くの情報に触れることが出来ます。
また、右も左もわからず純粋にサッカーを楽しんでいた頃を思い出すのも、気分転換になりもう一度頑張る気持ちを強く持てます。
サッカーノートを長続きさせるコツ
成長を実感するためにもある程度長い期間サッカーノートを続けたいですが、一つのことを続けることは中々難しいものです。
毎週末や多い場合は毎日、サッカーノートを付けることで習慣づけすることを勧める人もいますが、個人的には難しいのではと感じます。
サッカーノートを長続きさせるコツは、気が向いたときにサッカーノートを付けることだと思います。
自分で気づいたことや、改善したいこと、うまくいった感覚を忘れたくないことなど、自分でサッカーノートに記録しておきたいと思えることがあったら書くで良いと思います。
そのほうが長く続きますし、サッカーノートの内容も必要なもののみが記録された価値のあるものになります。
小学校低学年におすすめしたいヒュンメルのサッカーノート
小学1年生の長男とサッカーノートを付けてみることにしたのですが、その際に選んだのがヒュンメルのサッカーノートです。
愛する川崎フロンターレの下部組織関係者の方がヒュンメルのサッカーノートをおすすめする記事を見かけたのが選んだ理由です(笑)
https://www.ssksports.com/hummel/soccernote/
初めてのサッカーノートは市販のものを買うべき
サッカーノートを自作している方も多いようですが、個人的にはまずは市販のサッカーノートを買って試すことをおすすめしたいです。
初めてのサッカーノートの場合、まずどういったことを書けば良いか具体的なイメージを持ちにくいと思います。
また、低学年の子供に限らない話かもしれませんが、ちゃんとしたサッカーノートを買ってあげたほうがテンションがあがります(笑)
私は何事も形から入るタイプですが、やはり始めた頃のモチベーションというのは大切だと思うのでサッカーノートは購入してあげたいところです。
真面目な話をすると、2冊目以降は書きたいことが具体的になり市販品では使いにくい部分も見えてくるので、そこから自作するのが良いでしょう。
ヒュンメルのサッカーノートの中身紹介
ここからはヒュンメルのサッカーノートの中身を少し紹介していきます。
練習用のページと試合用のページがある
サッカーノートを付ける目的が試合の振り返りと次の試合への目標設定でした。
ヒュンメルのサッカーノートにはトレーニングに関するページだけでなく、試合のためのページもあります。
練習用ページと試合用のページの比率は5:1ぐらいで、練習用ページのほうが分量は多いです。
書くことがシンプルにまとまっているので使いやすい
こちらはトレーニング用のページです。
トレーニングや試合での「良かった点」「悪かった点」「次の目標」など、書くべきポイントをキッチリ抑えてあります。
また、ページごとにサッカーコートのイラストが描かれているため、練習での動きなどをイラストで記録することが出来ます。
子供のサッカーノートを振り返るときが今から楽しみ
サッカーノートを付け始めた長男ですが、正直なところ定期的に記録し続けることは難しいだろうなと思っています。
ただ、何かの節目であったり思い立った時だけで良いので、サッカーノートを付けることは続けて欲しいなと思っています。
そして、長男がどこかのタイミングでサッカーを辞めた時に、親子で一緒にサッカーノートを振り返る日が来ることを今から楽しみにしています。