小学校低学年のサッカーでは、足が速く体格の良い子が有利です。
うちの長男は成長曲線の標準偏差-2SDにギリギリ掛かるぐらいのチビスケです。
おまけに第一子ということもあり、他の子供より体を動かすのが得意では無いなと感じます。
そんな長男ですが、運動神経抜群なチームメイトに揉まれながらもなんとかレギュラーを確保しています。
この記事では、長男(第一子)、早生まれ、成長がゆっくりな子供達が、どうすれば低学年サッカーで活躍できるかを説明していきます。
運動神経抜群な次男と比較してみる
体が小さく運動神経がイマイチなうちの長男。
同じような成長曲線を辿っているおチビな次男。
発育は同じような二人ですが、次男のほうが圧倒的に運動神経が良いです。
特に技術的な側面の強いサッカーという観点では、次男と当時の長男との差は大きいです。
これは個人の素養ももちろんあると思いますが、環境による違いが大きいと感じます。
主な理由は以下の3点です。
- ボールを触っている時間が長い
- 身近に素晴らしいお手本(長男)がいる
- 長男が一度通った道を通っている
それぞれの理由についてと、それらから第一子や晩成タイプの子供が活躍するためのコツなどを説明していきます。
とにかくボールに触る
次男の運動神経、特にサッカースキルが高い一番の理由は、とにかくボールを触っていることです。
長男が小学校にあがり本格的にサッカーをはじめてから、我が家では子供のサッカーが主役となりました。
家のリビングでボールに触るだけでなく、長男の自主練などについていく形で次男も自然とボールを触る機会が増えていきました。
ほぼ毎日ボールに触っているのでボールタッチなどの感覚はこの年代では群を抜いていると感じます。
また、ボールの弾み方などボールがどう動くか、ボールの特性を理解している感じです。
これはサッカーに限らず球技全般に有利なのかなと思っています。
発育の遅い子供でも、ボールタッチなど足元の技術はやれば必ず身に付きます。
地味ですが出来るところから続けていって、いつか体が大きくなった時にグンと伸びるような下地を作ってあげたいですね。
リビングにいくつかボールを転がしておくと自然と子供はボールタッチするのでおすすめです。
2号球やクッションボールなど大きさや感触の異なるボールをいくつか持っておくと、子供も飽きにくくて良いです。
自分よりうまい友達や少し上の子と過ごす
大人が見本を見せても子供達はうまく真似できないことって多いですよね。
大人と子供では体の大きさが違うことが原因の一つではあります。
しかし、一番の原因は大人が見本を見せても子供自身が出来るというイメージを持てないためです。
私が次男を見てきて感じるのは、「兄が出来るのであれば俺も出来るはずだ!」という強い気持ちです。
出来ること前提で取り組み、付いていくために必死で上の子の動きを観察します。
この行動や心構えは、物事を習得するための大切な要素ですよね。
第一子の子供はこういった観点でも不利だなと感じます。
そういう場合は同年代のうまい子と練習したり、一つ上の代のお兄ちゃん達と練習できると最高ですね。
少し先のことを親子でイメージする
我が家の次男の場合、基本的には一度長男が通った道を進んでいます。
それはチーム選びやスクール選びから、長男が少年サッカーの面で苦労してきたポイントなども含めてです。
第一子のご家庭で少年サッカーを始めた頃は右も左もわからないことだらけだと思います。
親がどこまで口を出して良いのか、子供のどういった部分を伸ばしたほうが良いかなど悩むことも多いでしょう。
そういった場合は上の子が居るチームメイトや上の代の親御さんに話を聞くのが一番の近道です。
話を聞く場合は子供のサッカーに熱心な親御さん、特にお父さんにお話を伺うことをおすすめします。
そういったお父さんはサッカー談義が大好きなので、自分の子供以外のサッカーについても喜んで話してくれると思います。
(私もそういったサッカー馬鹿オヤジの一人です)
ジュニア世代、特に小学校低学年では考えのしっかりした子供でも一人で全てを決めることは難しいです。
親が子供の現在とこの先のゴールを意識することで、的確なアドバイスを子供に送れることも多いと思います。
親子で少し先のことをイメージすることで、力が付いてくる時期にさらに一歩成長することが出来るでしょう。
晩熟な子供には早期から本格的にサッカーに取り組むのもあり
ここまで、第一子や晩成タイプの子供が活躍するためのコツを3つご紹介しました。
正直、晩熟な子供は素材では勝てません。そして地域を代表するエース級のような活躍も難しいです(その時点では)
そういった子供は特に小学校低学年は力をつける期間と割り切るべきでしょう。
そして、成長期が来るその時期までなんとか周りに食らいつくことが大切です。
そのためには、幼児期など少し早くから本格的にサッカーに取り組むのもありだと思います。
少年サッカーは親がどれだけサポート出来るかという一面もあります。
小さいお子さんが競技志向の少年サッカーの世界に飛び込むかはわからないと思います。
しかし、一生懸命頑張ってくれることを期待して親御さんも少し早くから情報収集をしてみることをおすすめします。
工夫次第では現時点で運動が苦手な子供でもサッカーが上手くなることは十分可能です。
間違っても強制はせずに、子供が楽しみながら自然と目標に向かって努力出来るように親としてサポートして頂ければ良いのかなと思います。