最近、久々に合う友人(子持ち)などとの会話として鉄板となりつつあるのが、子供の習い事関係の話です。
意識の高い友人宅では、幼児期から英語やリトミック、小学生の子供がいるお宅ではプログラミングも習っているところなどもありますよね。
個人的な意見ですが、、よくプログラミング塾で学ぶプログラミング言語は「Scratch」というものです。
正直、Scratch程度であれば、プログラミングの知識が無い大人でも難なく理解することが出来ます。
そして、Scratchの入門は以下のサイトから無料で試すことが出来ます!
一度、お子さんと試してみる価値ありです。(このあたり、まとめて記事にする予定です)
https://scratch.mit.edu/studios/1168062/
横道にかなり逸れてしまいましたが、、ぶっちゃけ、周りが色々始めると我が家もやらせるべきかなど、色々焦りますよね(笑)
うちの子供達にも本格的な知育らしい何かを学ばせる必要があるのか、色々考えてみた事をまとめたいと思います。
目的と手段を整理してみよう
何を始めるにしても、目的と手段を整理・計画することが成功の秘訣だと思います。
特に目的が大事ですよね。手段が目的になってしまう事も往々にしてあるので。
今回は、「子供に○○な人間に成長してほしい」という目的があり、そのために「知育などを含む子供へのサポート」を手段を挙げていき、何が必要かを考えてみたいと思います。
目的:子供がどんな人間になって欲しいか?
仕事でも、目的のすり合わせが一番労力使いますよね。。
しかし、目的がしっかりしているとプロジェクトもうまくいくことが多いのも事実。
どんな人間になって欲しいか。
思いついたポイントをいくつか書き出してみます。
これらは目標(タスク)といったところでしょうか。
- 優しさがある
- 積極的である(ポジティブ)
- 理解力がある
- 論理的に考えられる
- 好奇心旺盛である
- 英語が得意(笑)
最後の「英語が得意」は半分冗談です。私が今仕事で困っているためです(笑)
語学は突然必要になることが多いと思います。出来て損は無いなと切実に感じています。。
子供には「幸せを感じる人生を送って欲しい」と思っていますが、いざ、どういった人物になって欲しいかを改めて考えてみると、中々まとまらないものですね。
どういった人生を歩むかにより、必要な要素は変わってくると思います。
どんな分野でも成功するために必要だと思う要素を書き出してみました。
①~③は、情操教育というような観点がありそうですが、こういった点も含めて知育という手段を考えていきたいと思います。
手段:どういった経験(教育・知育)が必要か?
先ほど挙げた目標毎にどういった経験が必要か、そのために必要な教育・知育を具体的に考えてみたいと思います。
①優しさがある
人として大切な事ですよね。
優しさが無いとどんなに優秀な人物でも幸せにはなれないと思っています。
「優しさ」というのは言い換えると、「他人の気持ちを推し量れる」ことだと思います。
手段:本を読んであげる
古い考えであり、ありきたりだと思いますが、幼少期から本を読んであげることが大切なのではないかと思います。
本を読むことで、実際に存在しない本の中のキャラクター達の気持ちを汲み取ることが出来るようになります。
また、本の読み聞かせは親子でのコミュニケーションでもあります。
たくさん子供の気持ちを聞いてあげることも大事ですし、親の気持ちを言葉で伝えることも大切です。たくさん話してあげてください。
我が家は、1歳頃から週に1冊は新しい本を読ませています。
幼児期向けの絵本についてもまとめていますので、参考にして頂ければ幸いです。
②積極的である(ポジティブ)
これまでは「慎ましさ」が日本の美徳とされていました。
今後も日本の文化として是非残って欲しいと思いますが、プラスして「積極性」が無いと評価されない時代になってきていると思います。
決して批判的ではなく、前向きに物事に取り組む積極性はどうやって身に付くのか。
手段:「成功体験」「失敗体験」を多く積む
私は、やはりこれまでの人生での「成功体験」があることが必須だと思います。
そしてそれと同じぐらい「失敗体験」も必要です。
「成功体験」により、一歩を踏み出す自信を持つことが出来ます。
「失敗体験」により、なぜ失敗したのかを理解し、失敗しないこと、失敗した後のリカバー方法を知ることが出来ます。
そのため、新しいことに積極的に挑戦することが出来るのです。
しかし、子供に「成功体験」「失敗体験」をさせるのって難しいですよね。
たくさんの成功と失敗をさせるには、スポーツが適していると考えます。
スポーツを始めると、初めはみんな初心者です。たくさん失敗することも当たり前です。
しかし、スポーツにしっかり取り組めば、出来ることが少しずつ増えていきます。
そういった小さな成功体験をコツコツ積むことで、自分に対する根拠のある自信へと繋がっていくのです。
公式戦などの結果もわかりやすい「成功体験」「失敗体験」だと思います。
ですが、教育の観点からは練習など普段の積み重ねに焦点を当ててあげるべきでしょう。
③理解力がある
仕事をするほど、この点がとても重要になってきますよね。
仕事が出来る人って、一つの部署に留まらないことが多いですよね。
そういった場合、新しいことを素早く正確に理解することがとても重要です。
皆さんが知育に求めることは、この理解力の向上ではないでしょうか。
手段:様々なルールのボードゲームを楽しむ
こちらも良く言われていることですが、勉強だけでなくボードゲームなどを楽しむという手段が挙げられます。
楽しむだけでなく、勝つことも意識させてあげたいですね。
ゲームに勝つために、ルールを理解すること。
そして、勝つために先を読むことを意識付けることで理解力を深めることが出来ると思います。
また、一つのゲームを極めることも大切ですが、色々なゲームに触れてルールを理解することも有効です。
代表的なボードゲームは以下のようなものが挙げられます。
オセロ
うちの子供も年中ぐらいからハマっています。
シンプルで奥の深いゲームですね。
将棋
取った相手の駒を使えるのが奥深いゲームですね。
最初は詰め将棋から始めるのもおすすめです。
クアルト
こちらは理解力というよりかは、観察力が鍛えられるゲームです。
子供相手でも気を抜くと負けてしまうこともあります。
内容もシンプルですぐに勝ち負けがつくので、おすすめのボードゲームです。
④論理的に考えられる
これからは単純な作業はAIの作業へと置き換わり、省人化がますます進んでいくことになります。
そういった社会でも機械に置き換われない要素は、「アイデアを生むこと」ではないでしょうか。
アイデアを生むことは、知識や感覚も必要ですがそれ以上に理路整然と考える論理的思考が必要です。
手段:プログラミング的思考を学ぶ
プログラミング思考とは、プログラミングがうまくなるためのテクニックなどではありません。
この記事のように、何が目的でそのために、どういった手段が考えられるか?
それらを組み合わせて目的を実現するまでの道筋を形にするための考え方をプログラミング思想と呼びます。
プログラミング思想については、こちらのサイトにわかりやすく説明されています。
http://www.saltad.co.jp/systemthinking3/computational-thinking1/
こういった思想は、長い学生生活などを得てから更に社会に出て仕事をこなしていくことで培われてきました。
しかし、日本の教育ではプログラミング思想が伸びにくいことを文科省も認識しており、そのために、小学校のカリキュラムに採用されたという経緯があります。
プログラミング思想に早い時期に触れるには、冒頭で述べたプログラミング教室なども挙げられますが、まずはご自宅で出来るところから始めるべきかと思っています。
また、似たような考え方でよりビジネスに特化したデザイン思考という考え方もあります。
こちらのサイトにわかりやすくまとめられているので参考までにご紹介します。
https://goodpatch.com/blog/about-basic-design-thinking/
⑤好奇心旺盛である
理解力や論理的思考力を身に着けるにも、子供が能動的に取り組まないと効果は中々出ません。
そういった観点からも、学びに対して好奇心があることは子供の成長には必須ではないでしょうか。
手段:親が率先して子供を巻き込む
嫁のママ友の話を聞いていると、子供に無関心な親やめんどくさがりな親って結構多いんだなと実感します。
親がめんどくさいから子供に新しい体験をさせてあげられない。
親が新しいことにチャレンジしないのに、子供には積極的になれと言ったり。
好奇心に関しては、普段からの親と子供の接し方が大きく影響します。
習い事というよりも、普段の生活を見直すことが知育効果になるのではないでしょうか。
まとめ
思いつくことをざっと書きなぐってみましたが、我が家の目的から考えた知育は、自宅で出来ることも多いなという印象です。
まずは、保護者として、社会人として、経験させてあげられることはやってみて、より専門的な知識などが必要になってきた場合に、習い事など外部の力を借りるのが良いのかなと思います。
親が教える場合、ついつい子供は甘えてしまうことが多いと思います。
あまり考えすぎずに楽しく「知育」をはじめましょう!