今シーズンも寒さが強まってきましたね。。
冬はおうちで過ごすことも多くなってくるので、部屋の中で子供を撮影する機会も増えてくると思います。
今回は、室内で子供を撮影する際にストロボを使って、カメラスタジオで撮影したようなやわらかい写真を撮るコツを紹介したいと思います!
スタジオで撮影した写真と何が違うのか
一眼レフカメラなどのカメラを使うと、カメラ特有の背景がボケた写真が簡単に撮れますよね。
ただ、七五三などのスタジオ撮影で撮ってもらう写真と「何かが違う」と感じることってあると思います。
スタジオ撮影のほうが「やわらかくて温かみのある人物」を撮れているというイメージでしょうか。
実はスタジオ撮影のカメラ自体は、一般の方々が使用しているカメラと大きく変わらないのです。
では、何が違うのでしょうか?
スキルといえばスキルですが、写真を撮影する際の「光の使い方」が違うのです。
実はこれ、ストロボの使い方さえ知っていれば、どなたでも簡単に再現することができるんです!
明るいシーンでもストロボを使う?
ストロボ(フラッシュ)って真っ暗なシーンでストロボを光らせて撮影するというイメージがあると思いますが、人物をやわらかく撮影する場合に使うほうが実は多いんです。
みなさん結婚式に列席されたことがあると思いますが、式場のカメラマンは必ずストロボをつけたカメラを持っていたと思います。しかもなぜかストロボを上に向けて。。
あれが人物をやわらかく撮影するコツなのです。
バウンス撮影をしてみよう
上はストロボを使わずに普通に撮影
下は天井バウンス撮影
上の2枚の写真は、普通に撮影した写真と、今回紹介するストロボを使ったコツで撮影した写真になります。
見比べると、ストロボを使った写真のほうが人形だけでなく背景にも光がまわっていて人形がやわらかく写っていることがわかると思います。
それでは、実際に撮影する手順を紹介します。
外付けストロボが必要です
まず、外付けストロボが必要です。
これはカメラに内蔵しているものではなく、外付けストロボを別途購入する必要があります。
こういったそこまで高くないストロボで必要十分です。
ストロボのヘッド部分が動くものを選んでください。
外付けストロボを購入する際は、使っているカメラと同じメーカーのものをなるべく購入されたほうが良いです。
(使えなくはないのですが、同じメーカーのほうがオート制御の精度が高いです)
撮影方法
外付けストロボをカメラにつけたら、ストロボを上向きにしてみましょう。
そして、そのまま撮影してみてください。以上です(笑)
この撮影方法を「バウンス撮影」といいます。
ニコンのホームページで詳しく説明されているのでこちらもチェックしてみてください。
D5300|デジチューター – サポート | ニコンイメージング
カメラ内蔵のストロボが使えない理由
ちなみに、真正面からストロボを当てるのは極力避けましょう。
下の写真のように不自然な光の当たり方になってしまいます。
カメラに内蔵されているストロボでは、真正面からしか光を当てられないので別売りのストロボを購入する必要があります。
上は真正面からストロボ発光した写真
下は天井バウンス撮影
バウンス撮影に慣れてきたら壁バウンスなどにも挑戦してみましょう
バウンス撮影の基本は天井に光を当てることです。
ほぼ間違いなく良い写真が撮れます。
ただ、天井が高かったり近くに白い壁がある場合は、壁に光を当てる「壁バウンス撮影」にも挑戦してみてください。
窓に近い壁で壁バウンス撮影を行うと、窓からの光が当たっているような自然な写真を撮影することができます。
また、バウンス撮影にはまった方は、より綺麗なバウンス撮影が行えるようなアクセサリーもあるのでチェックしてみてください。
こちらは「ディフューザー」といってストロボの光をうまく拡散してよりやわらかい光の表現を行う際に使うアクセサリーです。
まとめ
以前はバウンス撮影は明るさや光の強さを合わせることがことが難しかったのですが、最近のカメラはオートでこのあたりを制御してくれるので、バウンス撮影がとても簡単になりました。
別売りの外付けストロボを購入する必要がありますが、私はレンズよりもまずはストロボを購入されることをおすすめします!