健康志向の人が増え続けている昨今、自転車で通勤されている方も増えてきているかと思います。
私も、30代を過ぎたあたりからダイエットも兼ねて自転車通勤を始めました。
自宅から会社までの片道およそ10キロの道のりをロードバイクで走っています。
自転車通勤の場合、電車の遅延とも無縁なので余裕をもって出社できるという大きなメリットもあります。
(特に新生活がはじまる4月はほぼ毎日電車遅延しますよね。。)
健康面だけでなくメンタル面にも良い影響を与えてくれる自転車通勤ですが、悩みもいくつかあります。
私の場合、一番大きな悩みは、、「肩こり」でした。
今回は、長らく悩んでいた肩こりに対して私が行った対策をいくつか紹介したいと思います。
肩こりの原因は色々な要因が考えられる
肩こりが起こる原因はいくつか考えられます。
乗るときの姿勢や筋力が足りていない、そもそも自転車のサイズが合っていないことなどが考えられます。
ただ、自転車を買い替えることなどはすぐには試しにくいですよね。
自転車に乗っているときの姿勢を矯正するなども、すぐには効果が出にくいというのが現実。
すぐに効果が実感できそうであり、お財布にも体にも負担が掛からない方法を検討しました。
そして、私は自転車通勤ならではの問題である「重い荷物を背負う」ことが肩こりの一番の原因ではないかと推測しました。
重い荷物は自転車通勤特有の悩みである
休日などに趣味で自転車を楽しむ方々は、ほぼ身一つで自転車に乗っていると思います。
ただ、自転車通勤の場合は少なくとも「仕事道具」「着替え」は荷物として必須。
弁当男子、水筒男子の場合は、「お弁当&水筒」、その他諸々…をリュックなどに詰め込んで自転車を漕ぐ必要があります。。
すべて合わせると5キロほどになるのではないでしょうか。
これらを背負って同じ体勢で自転車を漕ぎ続ければ、肩こりになるのは言わば必然だと感じていました。
荷物を減らさずに肩こりを防止するには
それでも、我ら企業戦士はたくさんの荷物と共に出勤しなければなりません。
荷物を減らせないのであれば、どうするか…。
私は荷物を背負わないことで肩こりを解決することにしました。
荷物をどこに置くか
荷物を背負わないためには、自転車のどこかに置くかを考える必要があります。
現在乗っているロードバイクには荷物置き場などは当然ながらありません。
ですので、何か後付けで荷台のようなものを設置する必要があります。
考えられる方法として以下の3点を検討しました。
- 前かごを設置する
- リアタイヤの上に荷台(リアキャリア)を設置する
- リアタイヤの左右にサイドバックを付ける
荷物の量や普段使っているバッグ(リュック)のことも考慮して、リアタイヤの上に荷台(リアキャリア)を設置することにしました。
ロードバイクに荷台(リアキャリア)を設置する方法
ロードバイクに荷台(リアキャリア)を設置する方法をネットで調べてみたところ、あまり知識が無くても自分で設置することが出来そうでした。
ネットで部品を購入して自分で設置してみました。
荷台(リアキャリア)の選び方
荷台(リアキャリア)本体には、大きく二種類があります。
シートポスト一点で支えるタイプ
自転車のサドルを支えているシートポストに直接取り付けるタイプのものです。
こちらのメリットは、直接シートポストに取り付けられるので設置が非常に簡単という点です。
ただし、シートポストの接続部分の一点のみで支えているため、最大積載量はそれほど多くありません。
重い荷物を運びたい場合は、次のタイプがおすすめです。
シートポストとフレームタイプの二点で支えるタイプ
シートポストとタイヤの中心点(ハブ)の2点で支えるタイプのものです。
こちらのほうが、支える部分が多いので安定性もあり最大積載量も多いです。
私もこちらのタイプを使用しています。
しっかり取り付ければまったくグラつきませんし、何より見た目としても安心感があります(笑)
一つ、難点を挙げるとしたら、取り付けるために必要な部品を別途用意する必要があることでしょうか。
ロードバイクに取り付けるための部品
シートポストとタイヤ中心の二点で支えるタイプの荷台(リアキャリア)を設置する場合は、以下の部品が別途必要になります。
荷台(リアキャリア)を取り付けるには、ダボ穴が必要になります。
しかし、大抵のロードバイクには車体の軽量化のためダボ穴がありません。
ですので、ダボ穴を新たに設置するための以下の2つの部品が必要になります。
キャリアダボ付シートクランプ
シートポストにダボ穴が無い場合は、こちらのシートクランプを使用してください。
シートポストを外して、使用しているシートクランプと取り替えてください。
シートポストの太さに応じて、シートクランプは数種類あります。
購入前に、必ずシートポストの太さを確認してください!
私は、シートクランプのサイズを間違えてしまい、サイズ違いを買い直しました。。
クイックエンドアダプター
こちらは、リアフォークにダボ穴が無い場合に必要な部品になります。
こちらはサイズも一種類ですし、取付も非常に簡単です。
荷台(リアキャリア)により肩こりは収まったのか
結論から書くと、肩こりはだいぶ治まりました!
単純に肩に掛かる力が減った効果に加えて、リュックを背負ってないことで肩まわりの可動域が増えたので、自転車に乗っている間も体勢を変えやすくなったことも効果があったようです。
また、意外な副産物として「汗をかきにくくなった」ことが挙げられます。
少し暑くなってくると、自転車通勤をすると朝晩でも汗をかくことは多いと思います。
荷台(リアキャリア)にリュックを設置してからは、あまり背中の汗が気にならなくなりました。
肩こりだけでなく、エチケット面の観点からも荷台(リアキャリア)を設置した効果は非常に大きかったなと思っています。
まとめ
肩こり対策としてロードバイクに荷台(リアキャリア)を設置しましたが、先ほど述べたように肩こりもかなり改善されて、とても満足しています。
一つ気になっているのが、荷台(リアキャリア)に普段使っているリュックサックを取り付ける方法です。
私は、太いゴムを2本用いてリュックを括り付けているのですが、あまり安定感がありません。
荷台(リアキャリア)用の荷物ネットのようなものを探しているのですが、中々良いサイズのものがまだ見つかっていません。
このあたりは、今後何か良いものが見つかったらこの記事で紹介したいと思っています。
部品があれば30分程度で簡単に設置できるので、自転車通勤で同じようなことで悩まれている方は一度試してみてはいかがでしょうか。