神奈川県川崎市には数多くの少年サッカーチームがあります。
その中には、パーシモンFCさんや中野島FCさん、川崎フロンターレジュニアなど全国レベルの強豪チームも含まれます。
これまでは上にあげた3チーム+さぎぬまSCさんなどが上位争いをしてきました。
しかし、ここ数年中原区のサッカーチームがメキメキと力を付けてきたという印象です。
中原区のチームが強くなっている理由
中原区のチームが強くなってきている理由はいくつかあると思います。
子供が増えている
主な理由が「子供の人数が増えている」です。
武蔵小杉駅周辺を中心に行われた再開発が2000年代からはじまりました。
2010年頃にJR横須賀線の新駅が武蔵小杉に出来てから、急激に街に人が増えました。
その頃に引っ越してこられたご家族のお子さんが、現在ちょうど小学生の年代になっています。
後に紹介する東住吉SCさんなんかは、人数の多い学年では1学年40人以上いるようです。
もちろんチームの指導力やサッカーに熱心なご家庭が多いからチームが強いのもあると思います。
ただ、40人の中から選ばれた8人となれば、それは強いだろうなとも感じます。
世帯年収とチーム力は比例する?
中原区の世帯年収も比較的高いと感じます。
交通の便が良いため東京の大企業に勤めているご家庭が私の周りにも多いです。
サッカーチームに所属する子供の大半は平日のサッカースクールに通っています。
金銭的に余裕があれば2つ3つスクールに通うこともできますし、評判の良い少し遠くのスクールにも通わせることが出来ます。
この辺りも中原区のサッカーチームが強くなっている理由の一つなのではないかと思います。
サッカー環境が整っている
中原区には川崎フロンターレの本拠地、等々力競技場があります。
周辺にはサッカー場が複数あり、河川敷にもグラウンドが多いです。
小学校だけでなくそういったグラウンドを使うことが出来るので対外試合も多く組むことが出来ます。
また、各地域から選抜された選手たちで活動するトレセン活動というものがあります。
中原区では中原トレセンにあたるのですが、中原トレセンを指導するコーチは川崎フロンターレの下部組織のコーチになります。
所属チーム以外でも指導力のあるコーチからサッカーを教わることが出来るのは、かなりの魅力ですよね。
フロンターレの下部組織はU-10から中原区の登録チームとして活動します。
もちろん強いので市大会の中原区代表の枠をフロンターレが一つ必ず取ってしまっているという一面もあります。
そういった面からも積極的に地域のサッカーチームへ還元してくれているのだと思います。
こういったいくつかの理由から、近年の川崎市少年サッカーでは中原区のチームが結果を出しているのだと感じます。
川崎市中原区の強豪チーム
ここからは中原区の強豪チームさんをご紹介したいと思います。
川崎フロンターレのジュニアチームも中原区登録ですが、有名すぎるので割愛します。
FC中原
中原区の少年サッカーチームと言えば、まず最初に出てくるのがFC中原さんではないでしょうか。
子供たちが賑やかで伸び伸びとサッカーに取り組んでいるというイメージのサッカーチームです。
低学年では団子サッカー推奨なのかな?という一人一人が球際を頑張ることをまず目指しているのかなと感じます。
高学年になるにつれ、毎年しっかりチームを仕上げて神奈川の強豪チームとも対等に渡り合える実力のあるチームです。
https://fcnakahara.net/
東住吉SC
「トースミ」の愛称で親しまれている東住吉SCさんも近年力を付けてきたチームだと思います。
個人の技術はもちろん、低学年から個人戦術も鍛えられているという印象を持ちました。
近年、中原区はもとより川崎市内で一番力を付けているチームだと感じます。
低学年では1学年40人(!?)も子供たちが集まっているようです。
上記にあげた2チーム以外にも、中原区には力のあるチームが多くあります。
切磋琢磨できる環境が中原区の少年サッカーチームを強くしているのでしょう。
中原区 その他の有力サッカーチーム
- 大谷戸SC
- AC等々力
- プルチーニFC
地域の力で少年サッカーが強くなっていく
川崎市少年サッカーで今最も熱いと感じる中原区についてご紹介しました。
これからは中原区が川崎市サッカーの中心地になるのか。
それとも川崎北部を中心としたサッカークラブがより一層進化していくのか。
多摩区生田で開発中のフロンタウン生田も2023年にオープン予定です。
噂レベルですが、フロンタウン生田を拠点としたフロンターレのジュニアアカデミーが追加されるのではという話もあるようです。
いずれにせよ、これからの川崎市少年サッカーも益々目が離せなくなりそうです。
高く大きなピラミッドを作るには、土台が広くしっかりしている必要があります。
中原区をはじめ地域の少年サッカーが盛り上がることで、川崎市全体のサッカーのレベルが上がる。
そして、最終的には川崎フロンターレの強化に繋がることを願っています。