「スポーツを撮影するなら、一眼レフカメラ!」というイメージが昔からあると思います。
しかし、なぜ一眼レフカメラがスポーツ撮影に向いているのか、わかりやすく説明してもらう機会って意外とないですよね。。
本記事では、どういった理由でスポーツ撮影は一眼レフカメラが向いているのかを説明します。
そして、圧倒的なコスパの良さを誇るおすすめの一眼レフカメラD5600についてと、スポーツ撮影で失敗しないD5600のカメラ設定をご紹介していきたいと思います。
一眼レフカメラって何が優れているの?

スマホって本当に便利ですよね。
ネットで暇つぶしも出来るし、お財布にもなる。
カメラだって普段使いはもちろん、夜景撮影など撮影が難しかったシーンも最新のスマホなら、簡単にそして綺麗に撮れるようになってきました。
それでも一眼レフカメラが必要とされている大きな理由の一つである、スポーツ撮影について説明していきたいと思います。
一眼レフカメラがスポーツ撮影に適している理由

望遠レンズを使うことで臨場感溢れる写真が撮れる
一眼レフカメラがこれまでも必要とされてきた最も大きな理由は、撮影したいシーンに応じてレンズを交換することが出来るためです。
例えば、なるべく荷物を増やしたくないけど、旅行に一眼レフカメラを持っていきたい場合は、軽くてお手軽なズームレンズを使ってみたり。
子供を綺麗に撮影したい場合はズームは出来ないけど、背景がボケやすい単焦点レンズ(ズーム出来ないレンズ)を使ってみたり。
そして、少し離れた位置からスポーツを撮影する場合は、高倍率ズームレンズを使ってみたり。
スポーツシーンに適した望遠ズームを使うことで、スポーツをしている選手を大きく映すことが出来ます。
そのため、臨場感溢れた写真を撮影することが出来るのが、一眼レフカメラがスポーツ撮影に適している大きな理由の一つです。
ピント合わせ(AF)が圧倒的に高性能である
最近の一眼レフカメラは画質に関しては、同じ価格帯のカメラであれば正直大差は無くなってきています。
違いが出てくるのは、ピント合わせを行うAF機能の性能です。
どんなに画質の良いカメラでシャッターチャンスを捉えても、ピンボケしてしまっては大失敗画像になってしまいます。
一眼レフカメラはスマホやコンデジと異なり、ピントを合わせるための専用のセンサーを搭載しています。
その効果により、スポーツ撮影など動きのある被写体にも素早く正確にピント合わせを行うことが出来るのです。
被写体がブレないようにシャッター秒時を設定できる
ピンボケと並ぶ失敗写真の大きな原因として、人物などが動いてブレてしまう事が挙げられます。
動きのブレを抑えるために、シャッター秒時を自分で設定する必要があります。
スマホやコンデジでは細かくシャッター秒時を設定することが出来ないので、この点も一眼レフカメラが優位な点です。
シャッター秒時とは、写真を撮影する際の露光時間のことです。
この時間が短いと動いている被写体を止めて撮影することが出来ます。
詳しくは以下のサイトをご覧ください。
https://www.nikon-image.com/enjoy/phototech/manual/04/03.html
圧倒的なコスパ!一眼レフカメラD5600をおすすめする理由

そんなスポーツ撮影に適した一眼レフカメラですが、色々な種類のカメラが発売されているので、どれを選んで良いかわかりにくいですよね。
私は普段の仕事でもニコンの一眼レフカメラを使用しているのですが、以下の理由からニコンのD5600をおすすめます!
- 軽くて小さい
- 交換できるレンズが豊富
- ピント合わせが速い
- シャッター秒時設定がカメラ任せで大丈夫
①軽くて小さい
一眼レフカメラって大きくて重いイメージがあると思います。
でも、このD5600はミラーレスカメラ並みに軽くて小さいのです!
比較として、今、ミラーレスカメラで売れているキヤノンのEOS M5と比較してみました。
カメラ大きさ(幅×高×奥行) | カメラ重さ | カメラ+セットレンズの重さ | |
D5600 (一眼レフカメラ) | 約124×97×70mm | 約415グラム | 約620グラム |
EOS M5 (一眼レフカメラ) | 約115×89×60mm | 約380グラム | 約510グラム |
EOS Kiss X10 (一眼レフカメラ) | 約122.4(幅)×92.6(高さ)×69.8(奥行)mm | 約451グラム | 約651グラム |
EOS M5はミラーレスカメラだけあって、かなりコンパクトで軽いカメラです。
D5600はそれよりは少しサイズも重さも大きいですが、レンズとセットでも約100グラム程度の差になります。
また、小ささと軽さが売りであるキヤノンの一眼レフカメラEOS Kiss X10よりも軽いのです。
やはりカメラは小さくて軽いに越したことはありません。
その点でもD5600はおすすめです!
②交換出来るレンズが豊富
一眼レフカメラの魅力であるレンズ交換ですが、やはり交換できるレンズの種類が多いとその分、用途に応じたレンズを選ぶことが出来ます。
同じぐらいズーム出来る望遠レンズでも、大きくボケていて作品性のある写真が撮れるプロカメラマン用の望遠レンズや、あまりボケないけど軽くてお手頃価格の望遠レンズなどがあります。
どんなに綺麗に撮れるレンズでも、その人の使い勝手に合わなければ、結果としてイマイチなレンズと言えると思います。
性能も大切ですが、使う人のニーズに合ったレンズを選べることが大切です。
その点、世界最大手であるニコンからは、既にたくさんのレンズが発売されています。
ニコンD5600であれば、もっと違うレンズを購入したいと思った時にもピッタリのレンズを探すことが出来ます!
③ピント合わせが速い
一眼レフカメラをおすすめする理由でもご説明した通り、ピント合わせ(AF)の性能はとても重要です。
ニコンの一眼レフカメラはキヤノンと並び、報道やスポーツなどの場面でも昔から活躍してきたカメラです。
そういった一瞬を切り取るためのカメラとして、プロ用カメラのピント合わせ(AF)の機能の開発を続けてきて、その技術が一般の一眼レフカメラにも浸透してきました。
このニコンD5600もその例に漏れず、素早く正確なピント合わせ(AF)機能を搭載しています!
④シャッター秒時設定がカメラ任せで大丈夫
ここが、D5600をおすすめする一番の理由です!
一眼レフカメラをおすすめする理由でもご説明した通り、シャッター秒時の設定は動きによるブレを防ぐためにとても重要なカメラ設定です。
D5600に搭載されている「低速限界秒時」という機能を設定することで、カメラが自動でシャッター秒時を設定してくれるので、どんなスポーツシーンでも動きのブレを防ぐことが出来ます!
スポーツ撮影で失敗しない!D5600のカメラ設定方法【図解あり】

D5600でスポーツ撮影をするなら、最低限押さえておきたい6つの設定を説明していきたいと思います。
ちなみに、D5600の初期設定はオートモードという自動設定なのですが、まったくおすすめしません!
初期設定は一番なんでも撮れる設定にするべきですが、オートモードはぶっちゃけ何も撮れない設定だと感じます。
せっかく良いカメラなのに、本当に勿体ない…。
①撮影モードダイヤルはAモードに設定しよう

Aモードとは、撮影絞りを指定する撮影モードです。
スポーツ撮影を行う場合は、必ずAモードで撮影してください!
これから一眼レフを購入して綺麗な写真を撮りたい場合は、多くの場合でこのAモードで撮影することをおすすめします。
②F値をなるべく小さく設定しよう


F値(絞り値)の数字が小さいほど、背景がボケて印象的な写真が撮れます。
最初はこのF値を小さくするように心がけて撮影してみましょう。
ちなみにですが、望遠レンズでF値を小さくするとこんなに印象的な写真が撮れます。

ニコン AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E 撮影サンプルから画像引用
このレンズはプロカメラマンが使用するレンズです。
どのぐらいの値段なのかは、以下を参考にしてください。。
世界最高峰のレンズは、お値段もすごいです。
しかし、D5600ダブルズームキットに付属する以下のレンズでも、AモードでF値を小さく設定すればこんな綺麗な写真も撮れます!

ニコン AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G 撮影サンプルから画像引用
③レリーズモードを「高速連続撮影」にしよう


この設定にしていると、シャッターを押している間は連続して撮影されます。
ですので、撮りたいと感じた瞬間の少し前からシャッターを押し続けてください。
スポーツシーンでは、一瞬の表情だったり手足の動きなどだったり、その瞬間にしか撮影出来ないシーンがたくさんあります。
そういったシャッターチャンスを逃さないように連続撮影をしましょう。
④フォーカスモードを「AF-C」に設定しよう

この設定も超重要です!
フォーカスモードを「AF-C」に設定すると、シャッターを押している間はカメラが自動でピントを合わせ続けてくれます。
どんなに良いカメラでも、ピントが合っていないとどうしようもないので、AF-C設定は忘れないようにしてください。
⑤AFエリアモードを「オートエリアAF」にしよう

AFエリアモードを「オートエリアAF」に設定すると、カメラが自動でピントを合わせる位置を設定してくれます。
スポーツシーンなどでは、いちいちAFする位置を設定する暇はありません。
「オートエリアAF」だと、顔など被写体っぽい位置をカメラが自動で判断してピント合わせをしてくれます。
⑥「低速限界秒時」を1/400秒にしよう


この機能が使えるから、D5600を紹介しています!
それほど、この設定は重要でありとても便利な機能です。
スポーツ撮影など、動きの速い人物などを普通に撮ると大体は動きブレにより失敗してしまいます。
この設定では、ブレがないように暗いシーンでも一定以上のシャッタースピードで撮影するようにカメラが自動設定してくれます。
撮影シーンなどに応じて、以下のような設定にしておけばブレを抑えた失敗のない写真が撮れます。
屋外スポーツシーン:1/1000秒
屋内スポーツシーン:1/400秒
屋内で子供撮影:1/200秒
その他:1/60秒
カメラを購入するならレンズ付きのレンズキットが絶対お得です
一眼レフカメラを購入する際は、レンズが付いているレンズキットで購入するのが絶対お得です!
レンズは一度買えば長く使う事が出来ます。
そのため、中古市場で値崩れしにくいという特徴があります。
また、レンズキットに付いてくるレンズは「撒き餌レンズ」と言われています。
値段の割に性能の良いレンズなので、思っていた以上に綺麗な写真が撮れますよ!
そしてカメラにハマり始めると、徐々に色々なレンズに手を出し始めてしまうのです。
まずはレンタルで実際に使ってみるのもありです!

店頭で実際に一眼レフカメラを手に取ってみても、実際にスポーツを撮ってみないと、使い勝手ってわからないですよね。
そこでおすすめなのが、一眼レフカメラをレンタルして実際に使ってみることです!
スポーツの試合や運動会はあらかじめ日程も決まっているでしょうから、一眼レフカメラのレンタル予約日を決めやすいというのも利用しやすい点ですね。
一眼レフカメラのレンタルには、DMMのレンタルシステムがおすすめです。

おすすめの理由は以下の2点!
・往復の送料が無料!
・修理費用負担なし!
一眼レフカメラって重いし嵩張るので扱いに慣れていない頃は、誤ってカメラを落としてしまうこともあると思います。
もしもの時も、修理費用が無料というのはかなり心強いです!
本記事でご紹介した「D5600」の兄弟機「D5500」もレンタルすることが可能です。
(D5600とD5500の違いは、内蔵Wi-Fiの有無のみです)
是非使ってみて一眼レフカメラの実力を体感して頂ければと思います。
まとめ
一眼レフカメラがスポーツ撮影に適している理由から、おすすめのカメラと失敗しないカメラ設定をご紹介してきました。
一眼レフカメラは覚えることも多いですし、正直思った通りに撮れるまで時間が掛かると思います。
ご紹介したカメラ設定で撮影すれば、どんなシーンでも最低限の写真は撮れます。
そこから自分なりにアレンジしていって頂ければと思います。
みなさんの新しいチャレンジの参考に少しでもなれば嬉しいです。